4月採用の保育士求人と転職について更新中

保育士求人サイトと人材紹介の闇と呼ばれるこの2つを保育業界の専門家が暴露という形で解説していきます

保育士と保育補助の違い

◆保育補助は無資格で働く保育者のこと

 

近年、求人サイトなどで目にする「保育補助」という言葉。実際にお子さんを預ける保育園などでもこの言葉を目にしたり、聞いたりしたことありませんか??

 

保育補助については地域や保育園によって様々な見解で捉えられていますが・・・一般的には保育士資格を所有している保育士の業務を補助する形で保育園で働く無資格の方を現わしています。

 

一昔前の保育園や保育士不足ではない地域では保育士資格を取得しているパートさんのことを保育補助という保育園も少数ありますが、保育補助の一般的な定義は無資格の方を対象としています。

 

ただ無資格といっても、子育て経験豊富な方や、幼稚園教諭のみの資格を所有されている方、ベビーシッターなどの資格を所有されている方も保育補助の中に含まれていることも少なくありません。

 

 

◆保育士と保育補助の一番の違い

 

上述のように保育士と保育補助の違いの一番は・・・保育士資格の有無です。その為、保育補助だけで子どもたちをみることは出来ません。また国基準で定められた保育士配置基準の人数にも数えることは出来ません。あくまでも保育補助は保育士とセットで子どもたちのことをみることが出来ます。

 

 

 

◆保育士不足による規制緩和


保育園の施設形態が異なると配置基準も変わります。

その代表例が地域認定保育所(東京都認証保育所を今回の例)と小規模保育です。

 

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簡単に言えば、保育士資格所有者は国基準の6割以上在籍していればOKで残りの4割は無資格の保育補助でもOKということになります。

(表が簡単ですみません。。。)

 

 

また小規模保育はそれ自体が2015年にできた新しい施設形態で、その中身もA型、B型、C型の3種類に分かれており、それぞれで配置基準が少しずつ変わってきます。

 

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A型では、国の保育士の配置基準で計算。保育士の数に1人を追加で配置。また常に2人は保育士がいなければなりません。

B型では、国の保育士の配置基準で必要な保育従事者の人数を計算。それに1人加算した人数が必要。保育士はこのうちの2分の1以上でOK、常に2人の保育従事者が必要で保育士資格所有者は1人はでOK。

C型はいわゆる家庭的保育で、家庭的保育者が一人あたり3人以下の乳幼児、これが補助者がつく場合は5人以下を担当できる、とされておりそれ以上の基準はありません。

 

この点は改めて解説しますが・・・簡単に言うと保育士資格所有者だけで十分な人数を確保するのは難しいので、その穴埋めを保育補助でフォローをすることを曖昧にしない為、明確な規則に定めたということになります。

 

 

 

◆どうして認可園と比べると保育士配置が緩和されているのか

 

以前は保育園を開園するのに一番のハードルは「土地」でした。その為、室内面積の緩和や園庭の代替え地などで緩和条件を打ち出しました。しかし今は「保育士の確保」が一番のハードルになっており、この部分が解決しないと保育園の新規開園が全く進まないのです。

 

またこれは保護者の方は全く予想がつかないと思うのですが、小規模保育施設の方が保育士は集めづらいです。一時期は小規模保育施設の人気が高かったのですが、小規模施設の場合、子どもとの距離は近い印象でも、結果としてシフトが厳しくなってしまったり、補助金が少ないことで給料面がどうしても低くなってしまうことで、採用が意外と難しいのです。

 

その為、新しく制度化された小規模保育園では保育士の配置がだいぶ緩和されているのです。

 

 

◆早番、遅番の時間帯は認可園でも緩和

 早番と遅番の時間帯は子どもの人数が少なく、仕事内容の多くが開園閉園に伴う子どもに関わらない環境整備業務になります

常に保育士が2人いなければならないという配置基準をこのような時間帯まで適用してしまうと、保育士確保が難しい近年の都市部の保育園ではどうしても保育士の負担増ならびに日中のシフトが厳しくなっていまいます。そのため、早番。遅番は2人いなければならないとされていた保育士の1人を子育て支援員の資格を持つ保育補助者に変えることができるようになりました。また自治体によっては延長保育の時間帯はみなし保育士でもOKという自治体もあります。

 

子育て支援

→区分で言えば無資格ですが・・・2015年に全国共通の研修制度を創設し、その研修を修了した人へ、各事業分野で働くために必要な知識や技術等を取得したという認定を出す取り組みを始めました。それが「子育て支援員研修」です。各自治体がで行われている長時間の研修を受けることで、子育て支援員としての修了証が発行されます。

 

 

みなし保育士

都道府県知事が保育士と同等の知識及び経験を有すると認める者を、保育士とみなすことができることとする。 

(足立区などでは一年間保育補助として勤務したものをみなし保育士扱いとしている。)

 

 

◆保育士と保育者の表現について

 

さてここからは、保護者の方に向けたちょっとした参考知識です。お子さんの保育園の連絡帳などに「保育者」という表記があったりしませんか??

 

実は全ての保育士が意図的に意識しているとは限りませんが、保育者と書かれている場合は保育補助の職員が含まれていることが多いです。保育士という名称は国家資格の為、名称独占を理由に無資格の保育補助者を保育士と表現出来ないのです。

 

その為、私が勤務をしている保育園では、連絡帳や保育日誌では保育士と保育者の2つの表現を使い分けて表記しています。

 

お子さんの連絡帳でもこのような使い分け・・・ありませんか??

 

 

 

◆保育補助に助けられている保育園

 

保育補助=無資格と考えられてしまうとあまりいいイメージが沸かなくなってしまいますが、現在の保育園は保育補助の方がいるからより手厚い保育をすることが出来ているというのは間違いありません。そして保育補助の方って一緒に働いていて「優しい方」が多いという印象があります。

 

この保育補助の部分については、以下のページにて続編解説をいたします。

 

保育補助の仕事と保育補助の役割 - 保育士求人サイト&人材紹介の仕組み解説

 

 

★ 下記保育サイトでも、令和2年の最新版の情報をもとに筆者のコラム掲載中です

 

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