保育士求人によくある疑問と質問について解説

保育士求人サイトと人材紹介の闇と呼ばれるこの2つを保育業界の専門家が暴露という形で解説していきます

真剣に答えます ~4月開始の保育士求人と転職 ~

◆ はじめに

 

今回は筆者が直接のDMやSNS上から寄せられた質問をベースに記事にしております。

内容は「こばやしだいすけの個人ブログ」からの引用が中心です。

 

また基本的には保育士不足地域に特化した記事になります。

 

 

 

◆ 問い合わせの多い質問内容 

 

 

1、保育士の転職の動きが今年は弱いって本当??

 

→本当です☆彡

 

多くの人材会社の担当者から”保育士転職時期の前半戦”と呼ばれる10月中旬~12月中旬は動きが弱くてあまり問い合わせがなかったと聞きました。

 

また同じように保育園側の経営者や採用担当者も「今年は年内に退職の意向を伝える職員が少ない」という話を多くききました。

 

 

ところが・・・

 

この12月中旬までに転職の動きが活発でない場合は、1月以降の動きが活発になる傾向があります。

 

 

実際に1月中旬から、多くの保育園側の経営&採用担当者から・・・

 

「年末や年明け早々に退職の意向を伝えられてしまったんだけれど、今から保育士さんの募集は間に合う!?」

 

という問い合わせが求人会社だけでなく私の個人アドレスにも多く届いています。

(これ・・・本当の話です。)

 

TwitterなどのSNS上でも保育士のアカウントから「転職活動」のキーワードが多く見られるようにもなっています。

 

 

 

 

 

 

 2、でもこの1月~2月に転職活動は遅すぎではないのか??

 

決して早いとは言えませんよね。

でも・・・大丈夫ですよ☆彡

 

理想は求人が出始める「11月~12月に有給休暇を複数取得。この期間に余裕を持って複数の保育園見学を行う」です。

 

でも保育園は補助金運営の為、採用人数は限られており、原則退職者が現れなければ求人は出てきません。保育園側の理想は

 

「運動会明けのひと段落をした時に行う職員面談で次年度意向を確認」なのですが・・・

 

「12月のボーナス&クリスマス会が終わってから退職の意向を伝える」という保育士が今年は例年よりも多かったようなので・・・

 

「1月中旬のこの時期が、最も4月採用の求人が多く出てくる」

 

という状況になっているというのが今の保育業界における転職市場です。

 

※3の項目に続く

 

 

3、「早く決めないとよい求人は終了しますよ」これは事実か??

 

”この時期ならば”事実です。

 

この言葉は私自身使いたくない言葉なのですが・・・

この1月中旬~3月にかけて保育士の転職活動はスピードが求められます。

(※かといって焦って決めなければいけないわけではありません)

 

 

 

保育士の転職の時期



 

 

 

 

 

 

4、国家試験組は即戦力じゃないから採用に不利なのか!?

 

→即戦力としての期待ではなく長期的に見て期待されています☆彡

 

保育士のSNSを見ていると国家試験組で合格した方が自虐的に・・・

 

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と言ったことを話されていますが、、、これは正解であり間違いです。

 

これは私も採用統括としての経験もあるので、よくわかるのですが・・・現在在籍している保育士の年齢や特徴によって欲しい人材は異なります。

 

新卒学生重視の保育園もあれば、逆に保育業界以外を経験している国家試験組を積極的に採用したいという保育園もあるのです。

 

 

保育士国家試験組の求人と就職



 

 

  

 

 

5、パート保育士の求人の時期と派遣保育士について

 

パート保育士の求人は社員の採用が落ち着いてから動き始める傾向があります。

 

パート保育士の求人

 

図解でも記載しているように決してパート保育士を軽視しているわけではないんですが、保育園ではいかに「9:00~17:00の時間に担任でもある社員の保育士」を配置出来るかも運営では凄く重要なことなんです。

 

 

またパート保育士にとって重要なポイントは「求められる働き方がどちらのパターンで働きたいか」

 

1、積極的に保育に入ったり、子どもに関わるような働き方

(もちろん環境整備の割合は社員より多いですよ)

 

2、社員とパートが完全に線引きされて基本的に子どもの対応は社員のみで、環境整備中心の働き方

 

 

これは保育園によってハッキリわかれているので、自分がどちらのタイプで働きたいのかをしっかり考えて、保育園選びをすることが大切です。

 

(この場合は下部で説明する紹介会社のコンサルタントを活用することも有りです)

 

 

【派遣保育士】

派遣保育士の方が時給相場として、直接雇用されるパート保育士より相場が150円~500円近く高くなる傾向があります。

 

実は人材紹介として保育園に保育士の就職を決めるよりも派遣保育士として1年間契約してもらった方が人材会社の売り上げは上がります。

 

なので派遣業も一緒に行っている人材紹介会社は、時間固定やパートでの働き方を希望している保育士さんに派遣での働き方を提案するコンサルタントも少なくありません。

 

 

 

 

 

 

◆ 紹介会社はやっぱり使わない方がよい!?

 

保育士は紹介会社を使わない方がよい

 

 

出来るのであれば、求人の案件も多くなりますし、紹介料が発生しないので採用のハードルも下がるなど、間違いなく自分で探した方がよいです。


紹介会社のコンサルタントは基本的に「売上至上主義」です。

 

 

だから、多くの人材会社は自分の会社で転職先を決めてもらおうと必死ですし、中には紹介料が高い保育園を優先的に紹介しようとする会社ぐるみの対応も。

 

(名前は伏せますが・・・広告をバンバン打っている有名な某会社はいつも同じような対応で結果として離職率が高いなど。)

 

 

でもそれだけでなく問題点として指摘するのは・・・コンサルタントが保育士よりも保育園や求人内容の基本を知らないこと」です。

 

簡単に言えば今回、ここで記載した内容について半分くらいしか理解していないコンサルタントばかりで、実際に保育園を見に行ったこともなければ求人票でしか転職について助言が出来ないんです。

 

保育士の転職って・・・「年収」と「通勤時間」だけじゃないでしょう??

(一斉保育と自由保育の特徴やその違いも理解していませんよ。)

 

 

 

 

 

紹介会社は使い方次第で転職活動に大きな影響を与えてくれます。

なので・・・こんな感じで使ってみてください☆彡

 

 



 

 

 

 

◆ 最後に

 

・地方は保育士の求人が少なく選択の幅が極めて少ない。 

 

・保育士不足の地域は、あまりに求人が多すぎて逆に選ぶことが難しい。

 

特に下の保育士不足地域での転職活動ですが・・・

 

 

実際に何百人と言う保育士さんの対応。

100園以上の保育園を実際に見学。

何十人もの理事長や社長、採用担当者と直接話。

 

 

このようなことを実際にやってきたから、私はこうして話せるだけであり、実際に保育士さんがここまで計画的に転職活動を進めらるかといわれたら・・・無理です(苦笑)

 

だからこそ、 今回このような記事をちゃんと真面目に書かせていただきました。

 

今回は、よく聞かれる内容について掲載しましたが、それ以外に気になることや改めて個別に聞いてみたいことなどがありましたら、お気軽にお問いあわせください。

 

 

保育園見学

 

2021年 4月保育士求人と保育士転職


 

 

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