◆土曜日保育は合同保育が多い理由
多くの保育園が合同保育（縦割り保育・異年齢保育）で土曜日は子どもたちを迎え入れている園が多いです。これは単純に子どもが少ない為、同じ環境で保育をしても支障がないこと。そして配置職員も少ない為というのが主な理由です。
大規模園や土曜日保育の希望人数が多い場合はクラス保育を行ったり、乳児・幼児の2クラスで分かれて保育をすることもありますが、0歳児については該当児の月齢によって一緒に過ごしたり、別の環境で保育をしたりしています。
保護者の中には土曜日も平日と同じように保育をして欲しいという希望の方もいるかと思いますが・・・すみません。土曜日はどうしても職員体制が手薄になってしまうので、効率のよい保育にご協力ください。。。
◆土曜日保育に職員が手薄な理由と合同保育の勧め
上述に記載したようにどうしても土曜日保育は職員が手薄になってしまいます。これは保育士不足が大きく影響しており、土曜日保育で職員が出勤すると、平日に振休を与える必要があります。一昔前は土曜日保育で出勤した場合でも振休がない保育園が多かったですが、近年は保育士確保の施策として週休完全２日制を導入している保育園が多くなりました。
でもね、、、本気で保育に全力を注いでいると週６日勤務って本当に負担が大きいんですよ、苦笑。
それに私の考えとして土曜日保育で預かる子どもの人数を考えたら合同保育の方がクラス別保育の方が子どもたちのことをしっかり見てあげることが出来ると思います。わざわざクラス別にしてより１人で１クラスをみるより、複数で少人数の子どもたちを把握する方が、子どもたちのリクエストにもより応えることが出来るし、保育の環境も整えやすく「土曜日保育特有のゆったり感」をより出すことが出来ますよ★
◆理想は０歳、１～２歳。３～５歳の３チーム
個人的にはこの３クラス体制が一番理想的かなって思います。どうしても月齢によって食事や睡眠の時間は異なりますし、体力差もあれば、、、何より遊びの内容が違いすぎるというのが私の見解。
例えば室内保育で１歳児と５歳児が同じ空間で遊んでいるとして、、、１歳児がいる空間で小さな玩具は誤飲を考えると出してあげられません。（LAQやLEGOなど）またブロックやドミノなどを作っているとどうしても１歳児は壊してしまいます。
また私的には０歳児クラスと１歳児クラスの方が合同保育って難しい印象があります。だってお互いがまだ周りを尊重しあうことが出来ない分、噛みつきやひっかきを含むトラブルが多いですよね。０歳児って改めて特有のゆったりとした空間で自分のペースで過ごすことが必要だと思いますし、わざわざ賑やかな空間で保育をしなくてもよいのではないかなっていう印象があります。
◆早番と夕方の時間は合同保育が理想的
子どもがより少ない時間帯や１時間程度であれば、私は合同保育をおススメします。同じ保育園に在籍している兄弟児にとって、保育園で一緒に過ごす時間って家庭とはまた違った楽しみだあるんだなぁと子どものたちの側にいるとその表情でなんとなくわかります。
また兄弟がいない子にとって異年齢児と関わるというのはとても大きな刺激を与えてもらえます。幼児組が乳児組の年下の子をカワイイと感じて優しく接してくれる姿って本当に心温まる瞬間ですよ。そして乳児組もその想いが通じて心を開いてついていく瞬間もまた保育士として嬉しい瞬間です。
私は現在、乳児クラスを担当していますが、、、幼児と乳児の交流を見ているとき、実は幼児クラスの先生と目を合わせて私たちも微笑んでいたりします☆彡
◆「いいんじゃない？？土曜日だし★☆彡」
土曜日保育だからといって全てが自由ではないですし、当然平日の保育同様に行うことは変わりません。でもね・・・個人的には土曜日は出来るだけ時間の制約を設けず、子どものぺースで子どもの過ごしたい環境を整えてあげたいんです。そしてそれは若手の先生たちにも同じ考えで、土曜日だからこそやってみたい保育を実践してみてもいいんじゃないかなって。
私の土曜日の口癖はまさに「いいんじゃない？？土曜日だし☆彡」
これは決して手を抜いているわけではなく、特別な時間だからこそ特別なことをしてあげたいし、保育士も特別な時間を楽しんで欲しいという私のワガママです。
早番や延長保育の時間も同じで、特別な時間だからこそ、その時間に出来ることをしてあげたい。きっとこれからも私は保育士を続けていく限りこの考えは変わらないのではないかなって思っています。
